日帰り手術について

当院は日帰り手術を行っております

当院では、最新の保険適応レーザーによる下肢静脈瘤の日帰り手術に対応しております。入院の必要がなく、手術を受けた当日や、手術後24時間以内にご帰宅可能な手術は日帰り手術と呼ばれています。お身体への負担が少なく、お忙しい方でも受けられるなど多くのメリットがあります。
医療技術や麻酔法が向上し、医療機器が発展したことで安全性の高い手術ができるようになり、日帰り手術が可能になっています。出血や術後の痛みが大幅に軽減されることで術後の負担を最小限に抑えられ、手術当日のご帰宅が実現しています。日常生活やお仕事への復帰も短時間で可能になるため、今まで治療をあきらめていた方が治療を受けられるようになっています。安全性が高く、ご帰宅後のフォローもしっかり行っておりますので、安心して受けていただけます。

眠っている間に治療可能

うとうと静脈麻酔と局所麻酔を組み合わせて、ウトウトと眠っている間に手術を行っています。全身麻酔には起きなくなってしまうというご心配をされる方もいますが、静脈麻酔はウトウトする程度のものですなので、そうした心配はありません。
手術中の痛みが全くありませんし、緊張やご不安を感じることもありません。また、リラックスした状態ですから、より正確な手術を短時間に行うことが可能で、お身体への負担も結果的に少なくなります。

手術の流れ

Step1ご予約

待ち時間なくスムーズに受診いただけるよう、お電話で診療のご予約をお願いしています。
ご予約なく診療も可能ですが、予約優先の診療を行っておりますので混み具合により1~2時間ほどお待ちいただく場合もあります。

Step2受付

ご予約時間の少し前にいらしていただき、受付にお声がけください。
問診票をお渡ししてご記入をお願いしています。

Step3初診・検査

医師による診察を行います。
超音波検査を行って、足の状態や血液の流れを確認します。
その結果を患者さんに医師がくわしくご説明し、治療方針についてご相談していきます。
手術についてご説明し、日帰り手術を受けることが決まったら、スケジュールを決定します。
手術スケジュールの決定は、ご帰宅後に調整いただき、後日改めてお伝えいただくことも可能です。

Step4術前検査

手術の前に必要な術前検査を行います。
血液検査、心電図、胸部レントゲンなどの検査を行います。
ここで、手術に対するご説明をしっかり行っています。
安全な手術のために、ご心配な点などがありましたらなんでもお尋ねください。

Step5手術

指定された手術日にご来院いただきます。
手術着に着替えていただき、超音波検査で足の状態を確認しながら、治療を行う部分にマーキングをしていきます。
局所麻酔と静脈麻酔を組み合わせ、ウトウトしている間に手術を行います。
所要時間は30~60分程度が目安になります。

Step6手術後

手術終了後は、リカバリールームで少しお休みいただきます。
状態を確認し、医師より術後の注意点などの説明を受け、ご帰宅となります。
徒歩で普通にお帰りいただけますが、お車などの運転はできませんので、公共交通機関をお使いいただくか、ご家族などにお迎えにきてもらってください。

Step7再検査・定期検査

術後2日目と1週間後の受診が必要です。ここで術後の状態をチェックします。
その後は状態に応じて、1ヶ月後、3ヶ月後、1年後を目安に受診していただき、経過観察していきます。

術後の痛みについて

術中に使用するTLA麻酔は、10時間以上効果が続きます。そのため、通常は手術当日の痛みはほとんどなく、術後に処方される鎮痛薬の服用で治まる程度の軽い痛みのみです。
痛みではありませんが、手術中の麻酔の影響で足がむくんだ状態になることがあります。足にむくみや違和感がある場合には、クッションなどを使って足を少し上げた状態でお休みいただくようお願いしています。

治療費用について

下肢静脈瘤の治療は保険適応となります。

診察内容 3割負担の場合 1割負担の場合
初診時(初診料+超音波検査) 約2,500円 約900円
硬化療法 約5,000円 約2,000円
レーザー治療(片足)  約35,000~40,000円 約13,000円

こちらは治療費の目安です。診療内容によって金額が変わることがあります。
料金表にはお薬代は含まれません。